tichiki’s blog

共働き夫婦のあれこれと思っていたら子育てと病気がやってきた日々の記録

五稜郭公園に行ってきた

函館は小さいながらよい街だとつくづく思う。もっと田舎だと思っていたけど、20年ぶりに訪れてみると仙台より断然魅力的なところだった。
市電が走る、明治の建物が残る、折衷様式の建築物に人が住む。

今回は永く憧れていた五稜郭の桜を見ることが叶った。満開をやや過ぎたものの完璧に咲き揃った桜の下を、星型に沿って散歩する夢が叶ったわけで、もっとおじいさんおばあさんになってから叶う夢かと思っていたものが、新幹線のおかげで前倒しになった。
青函トンネルを通る際はJR北海道の車掌さんによるウェルカムアナウンス。北海道、それだけで人の心を掴む場所へ、微かな嫉妬さえ覚える。

GW真っ最中ということで、おそらく普段はそれほどの混雑ではなかろう函館がパンク状態で、五稜郭タワーは40分待ち、函館山ロープウェイは60分待ち、ラッキーピエロは80分待ちという惨状で、働く人たちに疲労困憊の色が見えたけど、それもなんだか微笑ましい。
何軒も断られた挙句に滑り込んだホテルの目の前の居酒屋では、活イカの刺身、イカてっぽう、イカのかき揚げとイカ尽くしで楽しむこともできたし、特上1800円という破格のお寿司屋さんはアットホームで美味しかった。朝市では出汁昆布の使い方を教えてもらい、バフンウニを買って勝手にホテルの朝食のオプションにした。

今年はたくさんたくさん桜を見た。こうして五稜郭にも行くことができてしまい、なに、来春までに死ぬの?と思ってしまうほど、生き急いだ春だった。

これほど動き回っておりましたか、赤ちゃんは、陽性の判定を受けた。