tichiki’s blog

共働き夫婦のあれこれと思っていたら子育てと病気がやってきた日々の記録

砂の塔

20年ほど連ドラなど見ない生活だったけれど、TVerのおかげで逃げ恥と、砂の塔と、IQ246の3本だての生活。
家族との会話にドラマのセリフを織り交ぜたりする楽しさは何とは無しに幸せなものだなと思う。夫が逃げ恥を見てくれないのは痛恨の極みではあるけれど。
で、砂の塔。これも母が見てるから参加してみたわけだが。
人はどこに感情移入して見るのだろう。私は弓子さんに。目の前の人たちが当たり前のように享受している「家族の幸せ」を、壊してやろう、奪ってやろうというより、苦しくて苦しくて仕方がないのだろうと。今のやり方で、自分が求めるものが手に入る筈がないなんて、言われなくてもじゅうぶんにわかっているのだ。ただ、止めてしまうと、立っていられないところまで来てしまったのだ。
これは、物語だから、現実と違って作者が答えを出してくれることになっている。なんとか弓子さんを救ってあげて、と祈る思い。
彼女が救われたら、私にも光が見えると思うのです。

諦める、という言葉は、「明らかにする」という意味から生まれたという。道理を知ることで、物事を明らかにして、手放すことができる。きっと、スタートラインに立てる。